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取材・文/HARA Project Co.,Inc.
PART1 汗をかくと、つい冷たい飲み物を飲んでしまいます。汗によって水分が排出されたら、当然補給しなければなりませんが、無意識に甘い飲み物も飲んでいませんか。あるいは、テレビの宣伝だけで選んでいませんか。食べ物の材料には、気をつかう人も飲み物の中身には気をつかわない人が多いのではないでしょうか。 そこで、冷蔵庫の飲み物をチェックしてみましょう。缶やパックの表示を見てください。品名のところに″清涼飲料水≠ニ書かれているものがあるでしょう。この″清涼飲料″というのは、乳飲料やアルコール飲料(アルコール1%以上含むもの)を除くすべての飲み物が含まれます。したがって、炭酸飲料や果実飲料、ジュース、お茶類、スポーツドリンクなど、非常に広い範囲のものがそこに入ります。 次に原材料名の表示がありますが、ここには、使用量の多いものから書かれています。お茶類には少ないようですが、コーラなどにはかなりの添加物が入っています。 ★清涼飲料は、まるで添加物の水溶液 健康を考えたら、飲ませたくない 乳化財:発がんを促すソルビタンなどが使われる さまざまな添加物がそれぞれの清涼飲料に・・。 ★精分の取り過ぎは肥満、むし菌、中枢神経に障害も では、糖分は1日にどのくらい取ったらいいのでしょうか。適量は、体重1kgあたり、1gといわれています。つまり体重25kgの子どもなら、1日25gが適量になるわけです。 ところが、たった1缶でこの適量を超えてしまう清涼飲料はたくさん売られています。朝からぼんやりしている子ども、理由もなくいつもイライラしている子ども、そんな子どもたちは、清涼飲料の飲み過ぎかもしれません。お母さんは、気をつけてあげてください。 ★カフェインの多い炭酸飲料は子どもの脳へ悪影響を与える カフェインが中枢神経を刺激して、興奮剤や麻酔薬としての作用があることは昔から知られていました。だから私たちは子どもにカフェインの多いコーヒー、紅茶等を飲ませないようにしていました。それに、子どももお茶などはあまり飲みたがりません。でも甘い味付けの清涼飲料なら、好んで飲みます。カフェインで、一時的に元気になるなんておかしな話です。 「添加物いっぱいの清涼飲料を、ペットボトルl本なんてもってのほか」と郡司和夫さん。 (用語解説) 喉がかわいたから飲むのではなく、ついなんとなくのんでしまうという子どももたくさんいます。今は元気でも、将来の健康が不安 ★子どもたちに人気のスポーツドリンクも砂糖がいっぱい 発ガン物質を含むものも 特にスポーツドリンクは、テレビのコマーシャルでスポーツ選手を使い、あたかもこれを飲むとスポーツ選手のようになれそうな幻想をふり撒いています。でも原材料表示では糖類がトップ。そのうえ、グルタミン酸ナトリウム (この問題点は、本誌93年冬号を参照してください)まで添加されているものもあります。 そして、アルカリイオン飲料などは、風邪の発熱時などに、医者が勧めることもあり、よい飲み物というイメージも定着しています。 ★スポーツドリンクのビタミンCで発ガン物質過酸化水素″が発生 『ビタミンCが水に溶けると過酸化水素を発生させることはすでに周知の事実なのです。しかも銅イオンなどの金属が微量でも存在すると、反応が急激に進行して、その発生量は何十倍、何百倍にも高まることも分かっています』(″食べもの文化105号♂閧ホえ社刊 西岡一同志社大学教授の報告)ということなのです。なお果実などには、過酸化水素を消す酵素があるので、天然のジュース等は問題がないとのことです。 このビタミンC(あるいは、L−アスコルビン酸と表示されていることもあります)は、私たちの食事では、不足しがちだろうということで、各メーカーが、私たちの健康を考えて入れているわけではありません。酸化防止や風味保持のために、ほとんどの清涼飲料に使われています。ということは、清涼飲料には、必ず発ガン物質が入っているということになります。 ★スポーツドリンクでの水分補給より食事や麦茶、牛乳などでの摂取を 子どもは、大人よりも水分を必要とします。でも、その水分は、きちんとした食事に、麦茶や牛乳で取るのが理想。もう一度食事全体を見つめ直してみたいですね。 乳酸菌飲料や乳飲料などの乳性飲料をお牛乳と同じように考える人も多いようですが、これらには、牛乳に含まれない砂糖や添加物が・・。 (用語解説) 市販加工飲料における過酸化水素の発生 PART2
★果汁100%に香料を入れる不思議!?それは、原料の質の悪さを隠すため しかし、この香料は、使用量が少ないということや揮発性があるということで、あまり問題にされていません。というより、問題にされていないということが問題だと思われます。何しろ安全かどうか分かっていないわけですから。 それと、これも品質をごまかすためでしょうか、甘味調整として砂糖を使っているケースもあるといいます。 そして、大切なのは、果汁100%のジュースでも糖分をかなり含んでいますので、飲み過ぎに気をつけることです。砂糖だけを気にして、他の果糖などの糖分のことも考えないと、糖分の取り過ぎになってしまいます。 ★一番怖いのは、大量に使われるいろいろな種類の残留農薬 例えば、リンゴなどは、″薬で穫る″ともいわれ、3月から9月までの半年間ほどの間に、最低でも12回程何らかの農薬を使うと言われていますこれらは、病害虫対策のためだけの農薬であり、他の除草剤や成長調整剤などは、含まれていないのです。 当然のことながら、他の果物も病害虫対策は生産者にとって重要ですから、同じような農薬が停われでいると思われます。そしてこのことは、消費者側に知らされてはいません。だからこそ私たちは知ろうと努力したいものです。 ジュースは原料の果物の安全性が心配です。 ★輸入フルーツには、発ガン性のある防黴剤使用 東京都衛生研究所のラットに対するOPPナトリウムの実験では、勝胱ガンが発生。OPPそのものにも発ガン性があると考えられています。またTBZの実験では、マウスやウサギで催奇形性がみつかっています。 レモンを紅茶に30秒浸すだけで、レモンに残留したTBZの82%が溶けでるとの報告も TBZは、OPPの発ガン性を増強(ラットの実験)することも分かっています。 OPPやTBZの使われたフルーツは避けるべき。どうしてもというときは、最低限皮をむいて。 ★発ガン物質をそのまま身体に入れる ポストハーベストのジュース もちろん、赤ちゃんの離乳食のひとつとして、果汁を使う場合も、様々な知恵を働かせています。 ★市販ジュースの大半は皮だと搾るため私たちの知意が活かされていない そして、これも意外に知られていないことのようなのですが、ジュースをつくる工程には必ず殺菌が含まれています。この殺菌にあたっては、消毒薬等は使えませんから加熱処理をすることになります。これもコストの問題で、高温で短時間のことが多いと言われています。でも、ビタミン類が、熟に弱いということは、よく知られています。湯ざましはあげでも、果汁ざましを赤ちゃんにあげるお母さんはいないでしょう。 つまり、私たちは、ジュースにはビタミンが多く入っていると思っていますが、市販のジュースでは、ビタミンがほとんど壊されてしまって、ただの甘い果汁だけということの方が圧倒的なのです。それに残留農薬が含まれていては、ジュースも清涼飲料と大差ない飲み物になってしまいます。 ★農薬で育てられた果物に農薬をかけて搾っているジュース これらの物質を、私たちはごくあたりまえに飲んでしまっています。でもこれらの物質は、私たちの身体に対し、急激な作用を与えるわけではありません。ジュースを飲んだら、翌日にはガンになってしまうというようなことは、まず考えられません。腹痛を起こしたり、気分が悪くなるようなこともありません。だからこそ怖いのです。例えばOPPなどは大腸菌の実験では、DNAを傷つけるということも知られています。もし人間でもそういうことが起これば、次世代の、そして、さらにもつと先の本来の子どもたちを傷つけてしまうことになります。やはり、これらのジュースは、子どもたちに飲ませたくないものです。 ★飲み物はいきなり身体へ入る それだけに慎重に選びたい それだけに、飲み物選びこそ慎重にしたいものなのです。そして、これらの飲み物を子どもたちに与えたくないと思ったら、まず冷蔵庫からこれらを遠ざけることが大切とよく言われます。でも現在のわが国では、自販機やコンビニが、家庭の冷蔵庫のようになっています。ということは、子どもたちからこれらの飲み物を取りあげることは不可能ですし、危険だから遠ざけておくというのも、あまり良い影響を与えるとは思えません。子どもが自ら、これらの飲み物を手にしないように育てたいもの。子どもが話して理解できる年齢ならば、きちんと話し、またもっと幼い場合は、安全なジュースをお母さんが用意したいものです。本物の味を小さいうちから教えておけば、危険な飲み物は、まずく感じて飲まなくなります。ただし、安全だからといって、ジュースだけから水分やビタミン、あるいは食物繊維を摂取しようとするのは、本末転倒です。あくまでも、ジュースは食生活のアクセントとして。 ★安全な果物は自然の恵み 成長調整剤:木の背丈を低くして収穫を楽にする薬品。ダミノジッドには発ガン性が指摘されている。 PART3
★発ガン物質もつくり出す高温滅菌の問題点 一方高温滅菌は、135度から150度で0・5〜4秒加熟しようというものです。これでは、牛乳に含まれる各種病原菌も殺せますが、同時に有益な菌もすべて死んでしまうことになります。わが国で市販されている牛乳は、ほとんどがこの滅菌法によって処理されています。 ところが、この高温処理によって、タンパク質やカルシウムが変化し、吸収されにくくなり、ビタミンも壊れます。そして、発ガン物質過酸化水素も発生してしまうことが確認されています。高温によって過酸化水素を分解する酵素が壊されてしまうからです。こんな牛乳では、完全栄養食品とは言えません。 市販牛乳のほとんどは高温滅菌されたもの。 低温殺菌のための機械。30分間の加熱というのは、次々処理できないのでコストもかかる。 発ガン物質:高温殺菌によって発ガン物質の過酸化水素が発生する ★パスチャライズ牛乳はきれいな生乳の確保から 生乳の細菌数をチェックし、多い場合は、牧場への指導、警告、ペナルティーがある。もちろん殺菌後の牛乳もチェックされる。 牛乳の殺菌法と表示 牛乳には、このような表示が必ず付いています。ブランド名で購入するのではなく、しっかり表示を見てから。 ★本物の牛乳をつくるためには年の飼い方や飼料も安全なものに そのためには、搾乳時の衛生だけでなく、牧場全体の衛生にまで気を配ることが必要です。牛自体が病気になってしまっては、何にもならないからです。 ★農薬や化学肥料を使わないエサづくりも大切 また、ブロイラーのように狭い牛舎で飼育することも問題があります。運動できるスペースを必ず設置し、丈夫でストレスなどのない牛を育てないと、すぐに病気になり、結果として抗生物質などを使うことになってしまいます。 これらのことは、ごく普通に考えれば、非常にもっともなことなのですが、牛乳の単価の安いわが国の酪農事情は、酪農家に、コスト削減と必要以上の搾乳を要求します。結果として、日本の.乳牛の半数以上は乳房炎に患っているのではないかとも言われています。でも頑張って安全でおいしい牛乳をつくろうとしている少数の酪農家もいます。私たち消費者は、そんな酪農家を応援するためにも、低温殺菌の牛乳を選びたいと思います。 ★殺菌法に加えて問題となっているのが脂肪球を小さくするホモジナイズ このホモジナイズをしない牛乳(ノンホモと呼ばれます) は、一般の市場では、低温殺菌以上に少ないようです。ノンホモ牛乳を静かに置いておくと、脂肪球が浮いてクリームラインという脂肪の層ができます。これは決して腐敗によるものではないのですが、どうもメーカー側では、このクリームラインが気に入らないようなのです。見た目が悪く、消費者が、変質していると判断しかねないと思っているのです。他の食品と同じように、牛乳もまた見ばえが優先されて危険なものとなっています。 しかし、このクリームラインこそ、生クリームとして珈琲や紅茶に使用することもできますし、ここから自家製のバターをつくることもできます。そして、クリームラインの下は、いわゆるローファット牛乳です。ノンホモ牛乳は、安全性とともにこうした楽しみを与えてくれます。牛乳選びのポイントは、低温殺菌とこのノンホモです。 低音殺菌された牛乳のピン詰めの工程。循生的な設備で雑菌が入り込まないように、細心の注意がはらわれる。 ★牛乳は卵と同じきっに生きている商品 確かにゆで卵を生卵と言っては問題があります。そして、牛乳は生きているものだ≠ニいう視点は、日本人には欠けているような気がします。この視点を身につけることが、今後、私たちの牛乳文化を育てて行くことにつながるのではないでしょうか。
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